SOUL YOUTH CONVENTION 

Mod Jazz Funk from the mid 90’s TOKYO! text by amaro

3管8人編成でダンサブルなジャズ・ファンクを繰り出すソウル・ユース・コンベンションは、90年代半ば、当時のアシッド・ジャズ・シーンとも絡み合いつつ、渋谷界隈のクラブを中心に活発な活動を繰り広げたシーンの中心的なバンドであった。 当時、渋谷・宇田川町は約200のレコードショップ、多くのクラブやライブハウスを擁し、DJ、ミュージシャン、音楽愛好家の拠点となっていた。ソウル・ユース・コンベンションは、70年代のレア・グルーヴ、パンク、ダブにインスパイアされたサウンドで、こうしたコミュニティの中で愛され、支持された伝説的なバンドである。彼らのデビュー・アルバム”STREET ECHO”は、そんな90年代半ばのストリートのヴァイブレーションを伝え、今もその時代のスピリットを響かせている。

Soul Youth Convention Live at Shibuya Club Quattro
Track:48- wall (Two-tune medley)
90年代の貴重なライブ映像です。48とWALLのメドレー。
Street Echo 各種配信始まりました

プロフィール

1995年結成。同年、自主制作3曲入り12インチ・アナログ盤”Soul Youth Convention”リリース。3管8人編成でゲストミュージシャンを交えつつ、DJ Bar インクスティック渋谷、渋谷オンエアー・イースト、渋谷ネスト、六本木イエローなどでライブ活動を開始。1996年TYPHOON RECORDSより5曲入りCD”Street Echo”リリース。レアグルーブ、パンク、ダブにインスパイアされたダンサブルなジャズ・ファンクを中心にしたトラックで好評を得る。またゲストに青柳拓次(リトル・クリーチャーズ)を迎えた”The World”ではラテンのリズムにも取り組んだ。

1997年10月メジャー・レーベルである日本クラウンより8曲入りCD アルバム“Ghetto Ride”リリース。このアルバムは従来のジャズ・ファンク路線に加え、井上青(ドライ&ヘヴィ)らをゲストに迎えた他、ミキサーにDub Master Xを招き、よりDub色の強い作品に仕上がった。

その後渋谷クラブクアトロ、大阪心斎橋クラブクアトロなどでライブ活動を繰り広げるも1999年解散。

メンバー

  • 小浜一樹 (トロンボーン、ヴォーカル、リーダー)
  • 中村 裕紀 (トランペット)
  • 小林 健 (アルトサックス)
  • 高木 克明 (バリトン&ソプラノ·サックス)
  • 井上 純 (ギター)
  • 広瀬 信 (ベース)
  • 佐々木 晴彦 (キーボード)
  • 福家 敏雄 (ドラムス)
  • 飯田 寛 (パーカッション)

メッセージ

『道玄坂を駆け抜けたソウル・ドレッサーズ』

The Heartbeat of the 90s Shibuya Music Scene”

90年代渋谷で誕生した渋谷サブカルチャーとも言うべき

渋谷系シーンは紛れもなく、イギリスで爆発的に広がった

Acid Jazzムーブメントからの影響に他ならないものでした。

Acid Jazzレコードのエディ・ピラー、

ストレート・ノー・チェイサーのポール・ブラッドショー、ポール・ウェラー

らのプレイリストを追いかけてレコ屋をくまなく回り

レコードを山ほど購入して(12インチレコードが¥1,000以下で買えた時代)

古着屋とクラブで仲間と“群れて”いた僕たちにとって

渋谷という、ある意味非常にドメスティックな場所は

大変居心地が良く情報収集にはもってこいの場所でもありました。

何が何でもヒップでクールでならなければならかった時代の

渦に巻き込まれた僕らは、今思えば十分に“ついていた”のかもしれない。

お世話になった友人、関係者の方々に感謝します。

                     

                        小浜一樹

「高木君へ

 いつかまたセッションしよう!

 天国でゆっくりして下さい!

 メンバー一同より」

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